LINE 公式アカウント連携と予約リッチメニューの作成
店舗の LINE 公式アカウントから、お客様が直接予約フォームを開けるリッチメニューを作成する手順です。LINE 経由で予約してもらえるようになるので、予約のハードルがぐっと下がります。
所要時間: 30〜40 分程度(LINE 公式アカウント開設済みの場合)
LINE 連携には、以下の 2 つの値を SALONA に登録します:
- ① Channel Access Token (長期) — LINE プッシュ通知の送信に使う鍵
- ② LIFF ID — お客様が LINE 上で予約フォームを開くための識別子
どちらも同じ LINE プロバイダー(=お店の LINE 開発者アカウント)の中で発行することが大切です。違うプロバイダーで取得すると、LINE 通知が届かない原因になります。
ステップ 1. LINE 公式アカウントを開設する
すでにお店の LINE 公式アカウントをお持ちの場合は次のステップへお進みください。
- LINE 公式アカウント開設ページから無料で開設できます。
- 店舗名・カテゴリなどを入力して開設手続きを完了します。
- 開設後、LINE 公式アカウント管理画面にログインできるようになります。
ステップ 2. Messaging API を有効化してチャネルアクセストークンを発行する
SALONA から LINE で通知を送れるように、Messaging API という機能を有効化し、API 呼び出し用の「チャネルアクセストークン(長期)」を発行します。
- LINE 公式アカウント管理画面で「設定」→「Messaging API」を開きます。
- 左メニューに「Messaging API」が表示されない場合は、次の 2 つを順にご確認ください。
- 1) 公式 LINE のスマホアプリで開いている場合 — 公式 LINE のスマホアプリからは、この設定項目は出てきません。スマートフォンの場合は Safari や Chrome などのブラウザアプリで、またはパソコンから manager.line.biz にアクセスしてください。
- 2) スマホのブラウザやパソコンから開いても表示されない場合 — お店の LINE 公式アカウントの管理者(Admin)権限がご自身に無い状態です。以前に別の LINE 予約システムをご利用だった場合は、その運営会社がアカウント・プロバイダーの管理者になっていることが多いため、運営会社に次の 2 つの権限を付与してほしいとご依頼ください(どちらも SALONA との連携に必要です)。
- ① プロバイダーの権限 — 同じプロバイダー内に、予約フォーム用の LINE Login チャネル(LIFF・ステップ 3)を作成するために必要です。
- ② Messaging API チャネルの管理者(Admin)権限 — チャネルアクセストークンの発行(LINE 通知の送信)に必要です。権限が付与されると、左メニューに「Messaging API」が表示されるようになります。
- 左メニューに「Messaging API」が表示されない場合は、次の 2 つを順にご確認ください。
- 「Messaging API を利用する」ボタンを押します。
- プロバイダーは、すでにある場合はそれを選び、なければ新規作成します(以前に別の LINE 予約システムをご利用なら、すでにプロバイダーがあることが多いです)。ステップ 3 の LIFF も同じプロバイダー内に作る必要があります(別プロバイダーだと LINE 通知が届きません)。
- ※ Channel ID と Channel secret が画面に表示されますが、SALONA ではこれらは使いません。
- 同じ画面の最下部にある「LINE Developers コンソール」リンクをクリックします(developers.line.biz)。
- 該当のチャネル(先ほど作成したもの)を選択 → 上部タブの「Messaging API 設定」を開きます。
- ページを下にスクロールし、「チャネルアクセストークン(長期)」セクションの「発行」ボタンを押します。
- 約 170 文字の長い文字列(例:
ABCdef...=)が表示されます。 - すでに文字列が表示されている場合(以前に別の LINE 連携ツールをご利用だった場合など)は、「再発行」を押さないでください。表示されている文字列をコピーアイコンからそのままコピーして SALONA に貼り付ければ、そのまま連携できます(同じ文字列を SALONA と他のツールで一緒に使えます)。再発行すると今の文字列は使えなくなり、それを使っている他のツールからの LINE 送信が止まることがあります。
- 約 170 文字の長い文字列(例:
- 発行されたチャネルアクセストークンをコピーし、SALONA の「設定 → 予約受付の設定 → LINE予約の設定」を開いて、「① LINEに通知を送る準備」の「Channel Access Token」欄に貼り付けます。
- その欄の下にある「通知トークンを保存」ボタンを押します。
ステップ 3. LINE Login チャネルと LIFF を作成して LIFF ID を取得する
お客様が LINE 上で予約フォームを開けるようにするため、「LIFF アプリ」を作成します。ステップ 2 で使ったプロバイダーと同じプロバイダーの中に作成することが必須です。
- LINE Developers コンソールを開き、ステップ 2 で使ったプロバイダーを選択します。
- プロバイダー詳細画面で「新規チャネル作成」を押し、「LINE Login」を選択します。
- チャネル名: 「○○サロン予約」など、お客様に見えても自然な名前を入れます。
- アプリタイプ: 「ウェブアプリ」にチェック。
- その他の必須項目を入力して作成。
- 作成した LINE Login チャネルを開き、上部タブ「LIFF」→「追加」を押します。
- LIFF アプリの設定を入力します。
- LIFF アプリ名: 「予約フォーム」など
- サイズ: Full
- エンドポイント URL:
- Scope:
openidとprofileにチェック - 友だち追加オプション: On (Aggressive) 推奨(LIFF を開いただけで自動的に LINE 公式アカウントが友だち追加されます)。あわせて SALONA 側でも、公式 LINE を友だち追加していないお客様には予約フォームを開いたときに「友だち追加」のご案内を表示し、追加後に予約へ進むようにしています(LINE 連携済み店舗で自動的に有効。予約確認・リマインドを LINE で届けるため)。「LINE予約の設定」で友だち追加 URLを登録すると、案内に「友だち追加する」ボタンが表示されます。
- Scan QR: OFF のまま(LIFF 内から QR コードを読み取る機能は本フォームでは不要)
- モジュールモード: OFF のまま(初期設定のままでOK。本フォームでは使いません)
- ⚠️ 重要:続けて、作成した LINE Login チャネルを「公開」に切り替えます。 LINE Developers コンソールでそのチャネルを開き、上部のチャネル名の右にあるステータス表示が「開発中」になっていたら、トグルを押して「公開済み」にします。
- 開発中のままだと、オーナーご自身(チャネルの作成者)はテストできても、一般のお客様が予約フォームを開こうとすると「
400 Bad Request / This channel is now developing status. User need to have developer role.」というエラーになり予約できません。 - 切り替えは即時反映で、審査は不要です。トグルが押せない場合は、チャネルの「プライバシーポリシー URL」など必須項目を入力してから公開してください。
- 開発中のままだと、オーナーご自身(チャネルの作成者)はテストできても、一般のお客様が予約フォームを開こうとすると「
- ⚠️ 重要:続けて、同じ LINE Login チャネルに「リンクされたLINE公式アカウント」を設定します。 そのチャネルの「チャネル基本設定」タブを開き、「友だち追加オプション」の中の「リンクされたLINE公式アカウント」で「編集」を押し、お店の公式LINEアカウントを選んで「更新」を押します。
- この設定を忘れると、お客様が友だちかどうかを SALONA が確認できず、受付フォームで「友だち追加」のお願いが表示されません(お客様はそのまま受付に進みます)。見落としの多い項目なので、必ず設定してください。
- 予約受付・LINE 通知そのものは、この設定がなくても動きます。あくまで「友だち追加のお願い」を出すための設定です。
- 作成後に表示される LIFF ID(例:
1234567890-AbCdEfGh)をコピーし、SALONA の「設定 → 予約受付の設定 → LINE予約の設定」の「② LINE上で予約フォームを開く準備」の「LIFF ID」欄に貼り付けます。 - その欄の下にある「予約フォームIDを保存」ボタンを押します。
これで SALONA と LINE 公式アカウントの連携は完了です。お客様の予約・リマインド・お礼のメッセージが LINE で自動送信されるようになります(メールと同時送信)。
💡 なお、LINE 通知はお店の LINE 公式アカウントの月間メッセージ通数(無料プランは月 200 通)を 1 通ずつ消費します。目安として月 60〜70 件の LINE 連携予約で上限に達します。「設定 → LINEの送信数と通知の送り方」で通知ごとにメールで送るか LINE で送るかを選べるので、送信数を減らしたいときはこちらから調整できます。詳しくは 「LINE通知の通数上限と料金プラン」をご覧ください。
ステップ 4. 予約フォームを有効化する
リッチメニューから開く予約フォームを有効化します。
- SALONA の「設定 → 予約受付の設定」で、「URL用ID」に英数字でお店の名前を設定します(例:
my-salon)。 - 「この URL を有効化する」をオンにして保存します。
- 「LINE予約の設定」ページに戻り、「LINE リッチメニューの設定」セクションを開くと、お店専用の予約 URL(
https://liff.line.me/...?store=my-salon)が表示されます。
ステップ 5. リッチメニュー用の画像をダウンロード
「LINE リッチメニューの設定」セクションに、リッチメニュー用の画像が用意されています。
- 1枚画像:LINE のテンプレート(大の4分割・小の3分割・小の2分割)にそのまま 1 枚アップロードするだけで完成する画像です。「アクセス / Instagram / マイページ / 予約する」などの構成から選べます。
- ボタン別画像:「予約する」「マイページ」「アクセス」「Instagram」のボタンを 1 つずつ好きな位置に配置したい場合はこちら。背景透過なので、LINE のリッチメニュー編集画面で背景色を自由に設定できます。
- いずれもSALONA カラー版(オレンジ)とモノトーン版(黒)の 2 種類から選べます。
- 各画像の「保存」ボタンから PNG ファイルがダウンロードできます。
ステップ 6. LINE 公式管理画面でリッチメニューを作成
- LINE 公式アカウント管理画面にログインし、対象のアカウントを選択します。
- 左メニューの「ホーム」→「リッチメニュー」を開き、「作成」を押します。
- 「コンテンツ設定」のテンプレートで、ステップ 5 でダウンロードした画像と同じ構成(大の4分割 / 小の3分割 / 小の2分割)を選択します。
- 「画像」→「選択」→「画像をアップロードして適用する」で、ダウンロードした 1 枚画像をアップロードします。
- ボタン別画像を使う場合は「画像を編集して適用する」を選び、1 つずつ好きな位置に配置します。お店で用意したオリジナルの画像も使えます。
- 「アクション」の A〜D それぞれで「リンク」を選び、ボタンに対応する URL を貼り付けます(A・B・C…は画像の左上から右下の順に対応します)。
- 「予約する」 → 末尾が
?store=xxxの URL(ステップ 4 で表示されたもの) - 「マイページ」 → 末尾が
/mypage?store=xxxの URL - 「アクセス」 → お店の Google マップなどの URL
- 「Instagram」 → お店の Instagram プロフィールの URL
- 「予約する」 → 末尾が
- 公開期間を設定して「保存」を押します。
- 最後に「表示する」をオンにすれば、お店の LINE 公式アカウントの下部にリッチメニューが表示されるようになります。
動作確認
ご自身の LINE で店舗の LINE 公式アカウントを友だち追加して、リッチメニューが表示されるか・「予約する」ボタンを押すと予約フォームが開くか・予約してみて LINE に通知が届くか、をご確認ください。
⚠️ ご注意:オーナーご自身のアカウントはチャネルの作成者(開発者)なので、チャネルが「開発中」のままでも予約フォームが開けてしまいます。お客様目線での最終確認は、ステップ 3 でチャネルを「公開済み」に切り替えたうえで、できれば別のスマホ・別の LINE アカウントからも予約フォームが開くか試すと確実です。
うまく動かないときは
- リッチメニューが表示されない → LINE 公式管理画面でリッチメニューが「表示する」状態になっているかご確認ください。
- ボタンを押しても予約フォームが開かない → ボタンのアクション設定で URL が正しく貼られているか、SALONA で予約フォームが公開状態になっているか、LIFF ID が SALONA に登録されているかをご確認ください。
- 「ご予約ページが見つかりませんでした」と表示される(Web の予約ページは開けるのに、LINE からだけ開けない) → ステップ 3 で登録した LIFF アプリの「エンドポイント URL」が間違っている可能性が高いです。正しくは
https://salona.jp/book/liffで、1 文字でも違うとこの画面になります(数字の1と小文字のlの取り違えが起きやすく、見た目では気づきにくいためご注意ください)。「LINE予約の設定」の「LINE連携を診断する」を押すと、「LINEから予約フォームへの遷移先」の欄に LINE 側に登録されている実際の URL が表示されるので、そこでご確認いただけます。なお、この URL が間違っていると予約フォームだけでなく、マイページ・来店受付・LINE の紐付けもすべて同じ画面になります。 - お客様だけ「
400 Bad Request / This channel is now developing status. User need to have developer role.」と表示されて開けない → LINE Login チャネルが「開発中」のままです。LINE Developers コンソールで該当チャネルを開き、ステータスを「公開済み」に切り替えてください(ステップ 3 参照)。オーナーご自身は開発者ロールがあるため開けますが、公開しないと一般のお客様は開けません。 - 予約はできるが LINE 通知が届かない → ステップ 2 のチャネルアクセストークンとステップ 3 の LIFF ID が 同じ LINE プロバイダー で発行されているかご確認ください。違うプロバイダーの組み合わせだと、予約は普通に受け付けられるのに、そのお客様への LINE だけが届かない状態になります。「LINE予約の設定」の「LINE連携を診断する」を押すと、「お客様への通知の届き先」の欄でこの状態を確認できます(LINE と紐づいたお客様がいる場合)。プロバイダーは後から変更できないため、直すには公式アカウントと同じプロバイダーに LINE Login チャネルと LIFF を作り直し、新しい LIFF ID をステップ 3 で登録し直してください。
- LINE から予約したお客様が友だち追加されていない → ステップ 3 の LIFF アプリの「友だち追加オプション」が On (Aggressive) になっているかご確認ください。「LINE予約の設定」の「② 予約フォームの連携」にある「友だち追加オプションの確認(任意)」に LINE Login チャネルのチャネルシークレットを登録しておくと、診断で今の設定を確認できるようになります。この登録は任意で、しなくても LINE 連携はこれまでどおり使えます。
- 月の途中から LINE 通知だけ届かなくなった → お店の LINE 公式アカウントが月間メッセージ通数の上限(無料プランは月 200 通)に達した可能性があります。詳しくは 「LINE通知の通数上限と料金プラン」をご覧ください。
詳しい LINE 公式アカウントの操作方法は、LINE 公式ヘルプもあわせてご参照ください。