バック(コミッション)の設定方法
スタッフへのバック(歩合給・コミッション)を設定する方法です。この機能を利用するには「バック(コミッション)管理」機能をONにする必要があります。
バック率の決定順序
バック率は以下の順序で決定されます(上が優先):
- スタッフ個別の上書き — メンバー管理 → スタッフ詳細 → バック率設定
- スタッフ種別のデフォルト — メンバー管理 → スタッフ種別カードで設定
- 予約経路/物販カテゴリのデフォルト — 設定 → 予約経路 or 物販設定
※施術メニューに「1回あたりの金額」を決めた場合は、そのメニューの明細はバック率を使わず金額で計算します(下の「メニュー別の固定額バック」)。
予約経路別バック率(施術売上)
HotPepper新規・リピーター・紹介など、予約経路ごとに異なるバック率を設定できます。スタッフ種別で一括設定、または個別のスタッフで上書き可能です。
物販カテゴリ別バック率(物販売上)
アパレル・食品・スキンケアなどカテゴリごとに異なるバック率を設定できます。こちらもスタッフ種別デフォルトと個別上書きに対応しています。
バック率の一覧確認
メンバー管理ページのメンバー一覧テーブルに、各スタッフの実効バック率が列ごとに表示されます(予約経路別・物販カテゴリ別)。個別上書きには * が付きます。
スタッフ別の実績(「分析」のスタッフタブ)
「分析」のスタッフタブで、スタッフごとのバック額・手数料・キャッシュインが自動計算されて表示されます。お名前を押して開くスタッフ個別ページでは日別集計と全売上一覧を確認でき、編集・削除もここから行えます。なおスタッフロールがダッシュボードや自身の売上一覧を開く場合、キャッシュイン欄は非表示となります(オーナー限定の経営数字)。
次回予約ボーナス
「バック(コミッション)管理」を ON にすると、次回予約ボーナス(次回予約を獲得した施術1件あたりの追加バック)も設定できます。既定は 0 円(無効)で、「設定 → 次回予約の設定」で金額を入れると加算されます。スタッフの予約獲得意欲を高めるインセンティブとして活用できます。
同じ「設定 → 次回予約の設定」で、お会計を開いたときに「次回予約」を最初からONにしておくこともできます。ご来店のたびに次のご予約をお取りいただいているお店では、押し忘れによる数字のずれを防げます。初期はOFF(これまでどおり)で、ONにしてもお会計ごとにOFFへ切り替えられます。効くのはこれから作るお会計・売上入力の初期値だけで、すでに登録済みの売上は変わりません。ONにすると、次回予約バックが加算されるお会計も増えますのでご注意ください。
指名・フリーのバック
「設定 → 指名バック設定」で、バック率の基準を選べます。
- 予約経路別(従来) — これまでどおり予約経路ごとのバック率で計算します。
- 指名・フリー別 — 指名売上とフリー(指名なし)売上で別々のバック率を使います。予約経路別の率とのかけあわせはしません(どちらか一方の基準だけを使います)。
さらに、基準に関係なく指名1件バック(指名売上1件ごとの固定額・円/件)を設定できます。指名されたスタッフへのインセンティブとして、指名売上に必ず加算されます。0 円で無効(既定)。店舗の既定に加え、スタッフごとの個別上書きも同じ画面のマトリクスで設定できます。
指名バックは給与明細・スタッフ別エクスポートの「バック」内訳に表示されます。設定を変えても過去の売上には遡及しません。なお、誰がどれだけ指名/フリーで売り上げたかは「分析」の「指名/フリー別」で確認できます。
メニュー別の固定額バック(1回あたりの金額)
「設定 → メニュー別の固定額バック」で、施術メニューごとに1回あたりのバックを金額(円)で決められます。セールや繁忙期で料金が変わっても、スタッフの取り分を一定にしたいときに使います。金額を決めたメニューの明細はバック率(%)を使わず、この金額だけで計算します(率と合算はしません)。
- スタッフ個別の金額 — 画面の「設定する相手」でスタッフを選んで入力
- 店舗の既定(全スタッフ共通)の金額
- どちらも空欄なら、バック率(%)で計算
- 設定した時点からのお会計に効きます(過去のお会計は変わりません)。すでにあるお会計を編集しても、会計したときの計算のままです(担当・メニュー・数量を変えた明細だけ、今の設定で計算し直します)。会計のあとでメニューを時間制に変えた場合も、会計したときの金額が残っている明細はその金額のままです。
- 0 円は「このメニューはバックなし」、空欄は「設定なし」です。スタッフ個別の欄が空欄なら店舗の既定の金額、店舗の既定も空欄ならバック率で計算します。店舗の既定を決めたメニューで、特定のスタッフだけをバック率にすることはできません(0 円か金額を入れてください)。
- 指名1件バックは、固定額のメニューでも別に足されます。指名料ぶんのバックはバック率で計算します。
- オプションにも設定できます。本数を入れるオプションは「1本あたりの金額 × 本数」、続けて何コマの予約は「金額 × コマ数」です。
- 回数券・サブスクで支払われた明細にも同じ金額が付きます(回数券の「バック基準」の設定は使いません)。割引や「金額を指定」で料金を変えても、固定額は変わりません。
- 時間制のメニューには固定額は使われません(バック率で計算します)。金額を設定したあとで料金タイプを時間制に変えたメニューは、設定した金額が残ったままになります。その行には金額と「この設定を消す」が出ますので、使わなくなった金額はここで消してください(残したままで料金タイプを固定料金に戻すと、その金額がまた使われます)。
- 設定できるのはオーナーだけです。金額は 0〜1,000,000 円の整数で入力できます。
カテゴリーごとの分単価バック(円/分 × 所要時間)
「施術した分数 × 円/分」でバックを決めたいお店(リラクゼーションなど)は、同じ「設定 → メニュー別の固定額バック」の画面で、メニューのカテゴリーごとに分単価(円/分)を入れます。そのカテゴリーのメニューの明細は所要時間 × 円/分で計算します(例: 美容メニューのカテゴリーに 41 円、そのほかに 31 円 → 美容鍼60分 = 60 × 41 = 2,460 円、もみほぐし60分 = 60 × 31 = 1,860 円、10分延長 = 10 × 31 = 310 円)。
- 優先順は スタッフ個別の金額 > 店舗の既定の金額 > メニューごとの分単価 > カテゴリーの分単価 > バック率です。分単価で決めた明細はバック率を使いません(率と合算しません)。固定額を入れたメニューは固定額が優先されます。
- 所要時間はメニューに登録した標準の所要時間です(お会計の明細に残る所要時間と同じ)。予約で伸ばした時間は使いません。本数を入れるオプションは「1本あたりの所要時間 × 本数」、続けて何コマの予約はコマ数ぶんです。
- カテゴリーに入れた円/分と違う単価にしたいメニューは、メニューの行の「分単価(円/分)」で上書きできます。カテゴリーの無いメニュー(延長など)もここで入れられます。
- 美容と通常など単価の違う施術が 1 つに混ざったメニューは、1 つの円/分では表せないので「1回あたりのバック(円)」に合計を入れてください(例: 美容鍼60分+もみほぐし30分 = 60 × 41 + 30 × 31 = 3,390 円)。
- 0 円/分は「バックなし」、空欄は「設定なし」です。所要時間 0 分のメニュー(指名料ぶんのメニューなど)は 0 円になります。時間制のメニューには分単価は使われません(バック率で計算)。
- 分単価は全スタッフ共通です。スタッフごとに変えたいメニューは、スタッフ個別の「1回あたりの金額」で入れてください。
- 指名1件バックは別に足されます。指名料ぶんのバックはバック率で計算します。割引や回数券・サブスクでの支払いがあっても、分単価の金額は変わりません。
- 設定した時点からのお会計に効きます(過去のお会計は変わりません)。バック管理を使い始める前の月のぶんを合わせたいときは、給与の単発の手当で差額を入れてください。
- 売上管理の一覧では、バックの金額の下に「美容鍼60分 60分×41円」のように内訳が出ます(分単価で決めた明細だけ)。各行の「このメニューのバック(見込み)」で、入れた瞬間にいくらになるかを確かめられます。
- カテゴリーを削除すると、そのカテゴリーの分単価も消えます(カテゴリー名の変更では消えません)。分単価は 0〜1,000 円の整数で入力できます。
2 人で担当した明細のバック(共同担当・4 ハンズ・アシスタント付き)
1 つの基本メニューを 2 人(担当 1・担当 2)で担当したお会計の明細は、2 人を同じ決まりで計算します。取り分(分配の割合)の設定はありません。
- その方について、上の優先順(その方 × そのメニューの固定額 > 店舗の既定の固定額 > メニューの分単価 > カテゴリーの分単価)で額が決まればその額です(割りません)。決まらなければその方のバック率 × (その明細のバックの基準になる金額 ÷ 2)です。1 人なら 50% のところが 25%+25% になり、バック率だけのお店は何も設定しなくても、お店の費用は 1 人で担当したときと同じです。
- 例: A さんは固定額 ¥2,500・B さんはバック率 50%・メニュー ¥10,000 → A さん ¥2,500・B さん ¥2,500(B さんだけ基準の金額が半分になります)。
- アシスタントにバックを付けないお店は、その方 × そのメニューに 0 円を入れてください(0 円は「バックなし」)。4 ハンズで人ごとに額を決めたいお店は、人ごとの固定額で入れてください。
- 分単価のメニューは、2 人それぞれの分数で計算します(2 人ぶんで、お店の費用は 1 人のときの 2 倍です。合わないメニューは人ごとの固定額で上書きしてください)。
- 指名料ぶんのバック・指名 1 件バック・次回予約ボーナスは、会計の担当(担当 1)にだけ付きます。
- お会計のときに計算して記録するので、設定を変えても過去のお会計は変わりません。お会計画面の「メニューごとの担当」で、2 人それぞれの額を「固定額 ¥2,500」「率 50% × 半分 = ¥2,500」のように確かめられます。
- スタッフ実績・給与の売上金額は、初期設定では 2 人で半分ずつです(客数は 2 人とも 1 件)。「設定 → メンバー管理」の「2人で担当した明細の売上を担当1にまとめる」を ON にすると、売上金額だけ担当 1 にまとまります(バックは変わりません)。予約の組み方と設定の場所は「公開予約フォーム(Web / LINE)の有効化」の「1 つのメニューを 2 人で担当する」をご覧ください。