サロンの年末年始休業のお知らせ|例文と予約を止める日・開ける日
サロンの年末年始休業のお知らせは、3つの日付を決めてから出す
サロンの年末年始休業のお知らせは、休む日だけを書いて出すと、あとで問い合わせが増えます。お客様が知りたいのは「いつまで行けるか」と「年明けはいつから予約できるか」だからです。この記事では、休業期間とは別に決めておく2つの日付と、告知を出す時期、そのまま使える例文までを順に説明します。
この記事でわかること
- 休業期間とは別に決める「年内の受付を締める日」「年明けの受付を開ける日」
- 告知を11月下旬〜休み中まで、2〜3回に分けて出す段取り
- 年末年始に使える例文4つ(最初の告知・年末のあいさつを兼ねる版・休み中の返信・年明けの再開)
結論:休む日と、受付を締める日・開ける日は別に決める
年末年始の告知で先に決めるのは、次の3つの日付です。
- 休業期間。最終営業日と、年明けの営業開始日。
- 年内の予約の受付を締める日。年内の来店をいつまで受け付けるか。
- 年明けの予約の受付を開ける日。休み中もネット予約を受けるか、休み明けに開けるか。
この3つは、同じ日になるとは限りません。12月29日から休む店でも、年内の予約の受付は12月中旬に締めることがあります。1月4日から営業する店でも、年明けの予約は元日から受け付けることがあります。休む日と、受付を止める日・開ける日を別々に決めて、3つとも告知に書く。これが年末年始のお知らせの芯です。
告知は1回で済ませず、時期を分けて2〜3回出します。来店の間隔が空いている方の中には、1回目の告知を見ないまま年末を迎える方がいるからです。
年末年始の告知が、お盆と同じやり方では届きにくい理由
休業の基本の段取り(受付を止める→休業期間にかかる予約の方へ個別に連絡する→広く告知する)は、サロンのお盆・夏季休業のお知らせ|予約を止める設定と伝え方と同じです。ただ、年末年始にはお盆と違う点が3つあります。
休みの直前に「年内にどうしても」が集まる
年末は「年内に済ませたい」という区切りの気持ちが働きやすい時期です。最終営業日に近づくほど問い合わせが増えやすく、すでに埋まった日にも「何とかなりませんか」と連絡が来ることがあります。年内の締めの日と、入れられないときの返し方を先に決めておかないと、休みに入る直前まで対応に追われます。
休み明けの初日に、予約が寄るか、逆に空く
年明けの予約をいつから受けるかで、初日の埋まり方が変わります。年末に来店が集中した店では、1月の頭が空きやすくなります。逆に、年末に予約が取れなかった方が多い店では、受付を開けた瞬間に初日が埋まります。どちらになるかは店によりますが、「年明けの予約はいつから受けるか」が告知に書いていないと、お客様は動けません。
あいさつに、日付が埋もれる
年末の告知は「本年もありがとうございました」のあいさつを兼ねることが多く、文章が長くなります。お礼の言葉が先に続くと、肝心の休業期間がスクロールの下に沈みます。
2026〜2027年の暦で、先に押さえておく日付
今年の年末年始の曜日を、先に確かめておきます。
| 日付 | 曜日 | メモ |
|---|---|---|
| 2026年12月28日 | 月曜 | 官公庁の仕事納め(翌日から休みのため) |
| 2026年12月29日 | 火曜 | 官公庁の年末年始の休みが始まる日 |
| 2026年12月31日 | 木曜 | 大晦日 |
| 2027年1月1日 | 金曜 | 元日 |
| 2027年1月3日 | 日曜 | 官公庁の年末年始の休みの最終日 |
| 2027年1月4日 | 月曜 | 官公庁の仕事始め |
| 2027年1月9日〜11日 | 土曜〜月曜 | 成人の日(1月11日)を含む3連休 |
官公庁の年末年始の休みは、行政機関の休日に関する法律第1条で「12月29日から翌年の1月3日まで」と決まっています。会社勤めのお客様の休みは勤め先によって違いますが、お客様の動きを考えるときの一つの目安になります。
この暦から、店側で考えておきたいことは次のとおりです。
- 12月26日(土)・27日(日)が、年内最後の土日です。土日に来店が多い店は、この2日が年内の駆け込みの山になりやすい。年内の締めをこの週末の前に置くか、後に置くかを決めておきます。
- 1月4日(月)は官公庁の仕事始めです。店が1月4日に開けても、勤め先が始まったばかりのお客様は、休み明けの用事で忙しい時期にあたります。休み明けの初日に予約を詰めすぎない考え方は、美容室の年末の予約はいつから受ける?12月の枠の配り方と年明けにまとめています。
- 1月9日〜11日の3連休は、年明け最初のまとまった休みです。成人式に関わる予約を受ける店は、年末年始の告知と別に案内を出すほうが混ざりません。
休業期間を何日にするかは、店の事情で決めてかまいません。休みの決め方そのものは、個人サロンの定休日の決め方|不定休でも休みが崩れない順番の順番がそのまま使えます。
先に決める3つの日付
例として、12月30日(水)から1月3日(日)まで休む店で考えます。日付はあくまで例です。
| 決めること | 例 | 決めるときの問い |
|---|---|---|
| ① 休業期間 | 最終営業日 12月29日(火)/営業開始 1月4日(月) | 最終日の最終受付は何時か。営業開始日は通常どおりか、午後からか |
| ② 年内の受付を締める日 | 12月20日(日)まで年内のご予約を受け付ける | 締めたあとの問い合わせを、キャンセル待ちで受けるか、年明けへ案内するか |
| ③ 年明けの受付を開ける日 | 休み中もネット予約は受け付ける(施術は1月4日から) | 休み中に入った予約の確認を、いつ・誰がするか |
②と③には、次のような選び方があります。
② 年内の受付を締める日
- 最終営業日まで受け付ける。空きがあれば最終日まで入れる。問い合わせへの返事も最終日まで続きます。
- 最終営業日の1週間ほど前に締める。締めたあとは、キャンセルが出たときだけ連絡する形にする。休み前の数日を、片付けや年明けの準備に使えます。
年内の枠がすでに埋まっている店ほど、締めの日を先に告げておく意味が大きくなります。締めたあとに来る「年内にどうしても」の受け方は、サロンのキャンセル待ちの受け方|順番と待たせすぎない伝え方の考え方が使えます。
③ 年明けの受付を開ける日
- 休み中もネット予約を受け付ける。お客様が休み中に予定を立てやすい。その代わり、休み明けに予約の確認と返信がまとめて来ます。
- 休み明けの営業開始日に開ける。休み中は予約が動かない。その代わり、開けた日に予約と問い合わせが集中します。
- 日時を決めて開ける(例: 1月2日10時から)。開ける日時を告知しておけば、知っている方だけが有利になることを避けられます。
受付を日付で区切る考え方は、サロンの予約は何ヶ月先まで受ける?受付期間と解禁日の決め方で詳しく説明しています。
紙の台帳と電話だけで受けている店でも、①〜③は同じように決められます。「年内のご予約は12月20日の電話まで」「年明けのご予約は1月4日の営業開始から」と書けば、それが②と③です。
告知は1回で終わらせず、時期を分けて出す
年末年始の告知は、出す時期を3つに分けると漏れが減ります。
| 時期 | 出すもの | 伝える中身 |
|---|---|---|
| 11月下旬〜12月上旬 | 1回目の告知 | ①休業期間 ②年内の受付の締め ③年明けの受付の開け方の3つ全部 |
| 休みの1週間ほど前 | 2回目の告知(年末のあいさつを兼ねてよい) | 休業期間と年明けの受付を、短く再掲 |
| 休み中 | 届いた連絡への返信 | いつ返事をするか、年明けの予約はどうすればよいか |
1回目を早めに出すのは、②の締めの日より前にお客様の目に入れるためです。締めの日を過ぎてから告知を見ても、年内の予約は取れません。
出す場所
告知は、お客様がお店の情報を見る場所にまとめて出します。
- 店頭の掲示と、来店時の一言。12月に来店した方には、会計のときに「年明けは1月4日からです」と口で伝えるのがいちばん確実です。
- 予約ページ。予約ページの目立つ場所に、休業期間と年明けの受付の開け方を書いておきます。休業日を予約できない日にしておくことと、文章で知らせることは別の作業です。両方そろえます。
- SNS。投稿に加えて、プロフィール欄やハイライトなど、あとから見ても残る場所にも置きます。
- 普段の連絡手段。公式LINEやメールなど、お客様とふだんやり取りしている手段で送ります。
- Googleビジネスプロフィール。祝日などの日だけ営業時間を変える「特別営業時間」の欄があります。休業日を入れておかないと、検索結果やマップで通常どおり営業しているように見えることがあります。操作の場所は変わることがあるので、Googleのヘルプで確かめてください。
休む日と、受付を止める日を分けて考える理由
ここは編集部として強調したいところです。休業の告知を作るとき、つい「何日から何日まで休むか」から書き始めがちです。けれども、お客様の側から見ると、知りたいのは「いつまでに連絡すれば年内に行けるか」と「いつから年明けの予約を入れられるか」です。この2つは、休業期間を書いただけでは伝わりません。
たとえば「12月30日〜1月3日休業」とだけ書くと、お客様は「12月29日までなら行ける」と受け取ります。実際には年内の枠が12月中旬に埋まっていても、そのことは文面から読めません。結果として「29日の夕方は空いていますか」という問い合わせが、締めたあとに何件も届きます。
受付を締める日・開ける日を告知に書いておけば、こうした問い合わせへの返事も「告知のとおり、年内の受付は終了しています。年明けは◯日から承ります」の1行で済みます。告知は、休む宣言であると同時に、問い合わせへの返事を前もって書いておくものだと考えると、何を書くべきかが決めやすくなります。
そのまま使える年末年始休業のお知らせの例文
店名・日付・連絡手段を差し替えてお使いください。日付は先ほどの例(12月30日〜1月3日休業)に合わせています。
例文1:1回目の告知(11月下旬〜12月上旬)
3つの日付をすべて入れる、いちばん基本の形です。
【年末年始の営業と、ご予約の受付について】
■ 年内の最終営業日:12月29日(火)最終受付17:00
■ 年末年始の休業:12月30日(水)〜1月3日(日)
■ 年明けの営業開始:1月4日(月)
■ 年内のご予約:12月20日(日)までに承ります
締め切り後は、キャンセルが出た場合のみご連絡します。
■ 年明けのご予約:休業中もネット予約で受け付けています
(ご予約の確認のご連絡は1月4日以降になります)
年内の枠は少なくなっています。
ご希望の方はお早めにご連絡ください。例文2:年末のあいさつを兼ねる版(休みの1週間ほど前)
あいさつは後ろに回し、日付を先頭に置きます。
【12月30日〜1月3日は休業します】
年明けは1月4日(月)から営業します。
1月のご予約は、ネット予約で受け付けています。
今年も当店にお越しいただき、ありがとうございました。
来年も、ゆっくり過ごしていただける時間をご用意して
お待ちしています。どうぞよいお年をお迎えください。例文3:休み中に届いた連絡への返信
自動返信を設定できる連絡手段なら、その文面として。手で返す場合も、この形で短く返します。
ご連絡ありがとうございます。
当店は12月30日(水)〜1月3日(日)まで年末年始の休業中です。
いただいたご連絡には、1月4日(月)から順にお返事します。
年明けのご予約は、ネット予約からお取りいただけます。
お急ぎのところ恐れ入りますが、少しお待ちください。例文4:年明けの再開のお知らせ(営業開始日の前日〜当日)
【本日1月4日(月)より営業しています】
新年あけましておめでとうございます。
休業中にいただいたご連絡には、順にお返事しています。
1月の空きは、ネット予約のページでご確認いただけます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。例文4は、年末に予約が取れなかった方への案内も兼ねます。年末に断った方の名前を控えている場合は、全体の告知とは別に、個別に「1月の空きのご案内」を送ると来店につながりやすくなります。
よくある失敗とNG
休む日だけ書いて、受付の締めを書かない
最初に確かめたい点です。お客様は「最終営業日までなら行ける」と受け取り、締めたあとに問い合わせが続きます。年内の受付の締めを1行足すだけで防げます。
休み中もネット予約が開いたままで、確認が追いつかない
休み中も予約を受けると決めた場合はかまいません。決めずに開いたままにしていると、休み中に入った予約へ返事をしないまま、年明けの初日を迎えます。受けるなら「確認のご連絡は1月4日以降」と告知に書き、受けないなら予約ページで休業期間を予約できない日にしておきます。
Googleビジネスプロフィールの営業時間を直し忘れる
検索結果やマップで、休業中なのに通常の営業時間が出ていると、お客様が店の前まで来てしまうことがあります。特別営業時間に休業日を入れておきます。
あいさつが長く、日付が埋もれる
お礼の気持ちを伝えたいほど、文章は長くなります。日付と受付の開け方を先頭の2〜3行に置き、あいさつはその後ろに回します。
告知が12月下旬の1回だけ
年内の受付を締めた後に告知を見た方は、年内の予約が取れません。1回目は締めの日より前に出します。
なお、体調不良などで年末に急に休むことになった場合は、予約が入っている方への連絡が先になります。当日の連絡の順番は台風でサロンを臨時休業する連絡手順|当日の予約客への振替案内の手順が参考になります。
業態別の注記
- 美容室: 年内の最終営業日に、時間の長いメニューの予約が集まりやすい業態です。最終日の最終受付をメニューごとに分けて書く(「カラー・パーマは15:00まで、カットのみ17:00まで」など)と、問い合わせが減ります。
- まつげ・ネイル: 来店の間隔が短く、年末の来店のあと、年明けすぐに次の来店が来る方もいます。年末に来店した方には、その場で年明けの予約日を決めてもらうと、休み明けの受付が混み合うのを抑えられます。
- エステ・リラクゼーション: コースで通っている方は、休業で回の間隔が空くことがあります。休み前後の回をいつにするかを、1回目の告知の時期に個別に相談しておきます。
- 自費の整体・鍼灸など: 告知や例文は、休業期間と予約の受付の案内にとどめます。「休み明けに体を整えましょう」のような、体の変化や施術の結果に触れる言い方は使わないでください。
まとめ
サロンの年末年始休業のお知らせは、次の順で準備します。
- 3つの日付を決める。休業期間、年内の受付を締める日、年明けの受付を開ける日。休む日と受付の日は別に決める。
- 今年の暦を確かめる。2026年12月26日・27日が年内最後の土日、1月4日(月)が官公庁の仕事始め、1月9日〜11日が3連休。
- 告知を時期で分けて出す。11月下旬〜12月上旬に3つの日付すべて、休みの1週間前に短く再掲、休み中は返信の文面で。
- 出す場所をそろえる。店頭・来店時の一言・予約ページ・SNS・普段の連絡手段・Googleビジネスプロフィール。
- 例文は日付を先頭に。あいさつは後ろに回す。
年末年始の告知は、休む宣言であると同時に、届くはずの問い合わせへの返事を前もって書いておくものです。11月のうちに3つの日付を決めておけば、12月の問い合わせは告知を指せば済むものが増えます。
休業日と受付の期間を、予約ページにそのまま反映するには
告知で決めた日付は、予約ページの側にも同じように反映しておくと、文章と実際の受付がずれません。SALONA(サローナ)では、年末年始のように何日か続く休業日をまとめて登録でき、その日はお客様が予約できなくなります。予約を受け付ける期間をカレンダーの日付で区切ったり、店舗ホームページのお知らせに日付つきで休業の案内を載せたりすることもできます。いまお使いのツールでも、休業日と受付の期間をどう反映するかを、11月のうちに確かめておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. 年末年始休業のお知らせは、いつ頃から出せばよいですか。
A. 年内の予約の受付を締める日より前に、1回目を出すのが目安です。たとえば12月20日に年内の受付を締めるなら、11月下旬〜12月上旬に1回目を出します。そのうえで休みの1週間ほど前に短く再掲し、休み中は届いた連絡への返信で知らせます。1回だけでは、来店の間隔が空いている方に届かないことがあります。
Q. 休業中もネット予約は受け付けたほうがよいですか。
A. どちらでもかまいません。受け付ければ、お客様は休み中に年明けの予定を立てられますが、休み明けに予約の確認がまとめて来ます。休み明けに開ければ休み中は予約が動きませんが、開けた日に予約が集中します。どちらにする場合も、告知に「年明けのご予約はいつから・どうやって取れるか」を書いておくことが大切です。
Q. 年末のあいさつと休業のお知らせは、1つにまとめてもよいですか。
A. まとめてかまいません。その場合は、休業期間と年明けの営業開始日、年明けの予約の取り方を先頭の2〜3行に置き、あいさつはその後ろに回します。お礼の言葉が先に長く続くと、肝心の日付が読まれないまま閉じられることがあります。
運営:株式会社art crat./SALONA編集部
小規模・個人サロン、自費の整体・鍼灸院の経営・集客・ツール選びに、現場の手順で具体的に答えるメディアです。
公開日:2026-11-02/最終更新:2026-11-02
参照:行政機関の休日に関する法律(e-Gov 法令検索)。休業期間や受付の日付は各店舗の判断で決めてください。